発音 · STEP 1 前編
韓国語の子音は3種類ある — 平音・激音・濃音
日本語の「か行」は1種類。韓国語では同じ場所で出す音が平音・激音・濃音の3種類に分かれます。息の量と喉の使い方が違うだけ——仕組みを知れば、発音の軸が一気に定まります。
00
日本語にない区別——なぜ3種類あるのか
息の量と喉の緊張で決まる
日本語の「か」は1種類ですが、韓国語には同じ「か」の場所で가・카・까の3つがあります。口の中で起きる動作は同じ——違うのは息をどれだけ出すかと喉の力の入れ方だけです。
日本語 vs 韓国語 — 「か行」の数
日本語
か き く け こ (1種類)
韓国語
가기구게고
카키쿠케코
까끼꾸께꼬
(3種類)
平音 평음
ㄱ ㄷ ㅂ ㅅ ㅈ
息が普通に出る
喉の力は入れない
喉の力は入れない
가다바사자
激音 격음
ㅋ ㅌ ㅍ ㅎ ㅊ
息が強く一気に出る
手に当てると感じる
手に当てると感じる
카타파하차
濃音 경음
ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ
息をほぼ出さない
喉に力を入れて詰める
喉に力を入れて詰める
까따빠싸짜
覚え方の軸
口の前に手を当てて「か」を言ってみてください。
・息が少し当たる→ 平音(가)
・息が強くたくさん当たる→ 激音(카)
・息がほとんど当たらない→ 濃音(까)
この3段階が韓国語発音の土台です。
・息が少し当たる→ 平音(가)
・息が強くたくさん当たる→ 激音(카)
・息がほとんど当たらない→ 濃音(까)
この3段階が韓国語発音の土台です。
01
平音 — 息が自然に出る音
ㄱ・ㄷ・ㅂ・ㅅ・ㅈ
平音は息の量も喉の力も「普通」の音です。英語の語中の g・d・b に近く、日本語の濁音(が・だ・ば)と清音(か・た・ぱ)の中間あたりに聞こえます。
平音 / 평음
ㄱ・ㄷ・ㅂ・ㅅ・ㅈ
息ふつう
仕組み
喉に余計な力を入れず、息を普通に出しながら子音を作ります。語頭では少し清音寄り(か・た・ぱに近い)、語中・語末では有声音(濁る)になります。
日本語の「が・だ・ば」より息が少なく、「か・た・ぱ」よりも息が少ない——その中間を目指してください。
日本語の「が・だ・ば」より息が少なく、「か・た・ぱ」よりも息が少ない——その中間を目指してください。
手を口の前に当てて確認——平音を言っても息はほんの少ししか当たりません。激音(ㅋ)なら「ふっ」と大きく当たります。その差を体で覚えてください。
代表単語
가다
カダ
行く
바다
パダ
海
사다
サダ
買う
자다
チャダ
寝る
구두
クドゥ
革靴
지금
チグム
今
やってみる
「바다(海)」をゆっくり言ってください。最初の「바」は息が少ない清音寄り、真ん中の「다」は息が自然に出る中間音——日本語の「ぱだ」でも「ばだ」でもない、その間の音が平音です。
02
激音 — 息が一気に出る音
ㅋ・ㅌ・ㅍ・ㅎ・ㅊ
激音は息を一気にたくさん出しながら発音します。英語の語頭の k・t・p("keep"・"top"・"pan")に非常に近い音です。
激音 / 격음
ㅋ・ㅌ・ㅍ・ㅎ・ㅊ
息たくさん
仕組み
子音を作る瞬間に、「はっ」と息を強く吐き出します。喉から空気が勢いよく通るので、口の前に手を当てると息がはっきり感じられます。
英語の "keep" の最初の「k」——これがㅋです。日本語の「か」より明らかに息が多い。ろうそくの炎が揺れるくらいのイメージ。
英語の "keep" の最初の「k」——これがㅋです。日本語の「か」より明らかに息が多い。ろうそくの炎が揺れるくらいのイメージ。
日本語の「か行」をはっきり強く言うと、ある程度激音に近づきます。「カ!」「タ!」と言うときの息の強さが激音のレベルです。
代表単語
커피
コピ
コーヒー
타다
タダ
乗る・燃える
파다
パダ
掘る
차다
チャダ
冷たい・蹴る
칼
カル
ナイフ
크다
クダ
大きい
やってみる
「커피(コーヒー)」の「커」——口の前に手を当てて言ってください。「ふっ」と息が強く当たるはずです。その息の感覚がㅋです。平音の「거」と交互に言って違いを確かめてください。
03
濃音 — 息をほぼ出さない音
ㄲ・ㄸ・ㅃ・ㅆ・ㅉ
濃音は喉に力を入れて息をせき止めてから一気に破裂させる音です。英語にも日本語にも完全に同じ音はありませんが、「っか・っぱ・った」の「っ」の後の音がかなり近いです。
濃音 / 경음
ㄲ・ㄸ・ㅃ・ㅆ・ㅉ
息ほぼなし
仕組み
声帯(喉)に力を入れてぎゅっと締め、息が出ないよう一瞬ふさいでから子音を作ります。息は最小限——手を当ててもほとんど感じません。代わりに音が鋭く、強く、詰まった感じになります。
日本語で「あっか」と言うとき、「っ」で止めて「か」を言う瞬間の音——あれが濃音(ㄲ)に近い感覚です。
日本語で「あっか」と言うとき、「っ」で止めて「か」を言う瞬間の音——あれが濃音(ㄲ)に近い感覚です。
驚いたときの「っ!」の後に続ける感じ。のどをぎゅっと締めたまま音を出すと濃音になります。鋭くて詰まった音——怒ったときや強調するときに自然と出やすい音です。
代表単語
까다
ッカダ
むく・厳しい
빠르다
ッパルダ
速い
쓰다
ッスダ
書く・苦い
짜다
ッチャダ
しょっぱい
딸기
ッタルギ
いちご
꿈
ックム
夢
やってみる
「딸기(いちご)」——「っタルギ」と言うとき、「っ」で一瞬喉を締めてから「タ」を出します。手を当てると息がほとんど感じられないはずです。その締まった鋭い「タ」がㄸ(濃音)です。
前編まとめ
3種類の見分け方——息で決まる
| 種類 | 息の量 | 喉の力 | 日本語の感覚 | 文字 |
|---|---|---|---|---|
| ㄱ ㄷ ㅂ ㅅ ㅈ | ふつう | なし | 濁音と清音の中間 | 平音 |
| ㅋ ㅌ ㅍ ㅎ ㅊ | 多い(はっきり感じる) | なし | 英語の語頭 k/t/p | 激音 |
| ㄲ ㄸ ㅃ ㅆ ㅉ | ほぼなし | ぎゅっと締める | 「っか・っぱ」の後 | 濃音 |
1文で覚える
가(普通)/ 카(ふっと息)/ 까(っと詰めて)
同じ「か」の場所で、息の量と喉の力だけが違う。これが韓国語発音の核心です。
同じ「か」の場所で、息の量と喉の力だけが違う。これが韓国語発音の核心です。
次回 後編
3種類を並べて聞き比べる — 最小対で練習
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