発音 · STEP 1 後編
平音・激音・濃音 — 最小対で聞き分ける練習
前編では3種類の仕組みを学びました。後編では、同じ意味をもつ1文字の違いを並べて聞き分け・言い分ける練習をします。間違えやすいポイントも整理します。
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前編を読む
平音・激音・濃音の仕組み — 息の量と喉の力
04
最小対 — 3種類を並べて聞き比べる
1文字の違いが意味を変える
韓国語では平音・激音・濃音が別の単語を作ります。下の表は1文字だけ違うトリオです。声に出して、息の違いを体で確認してください。
ㄱ / ㅋ / ㄲ — か行
가다
カダ
行く(平音)
카드
カドゥ
カード(激音)
까다
ッカダ
むく・厳しい(濃音)
ㄷ / ㅌ / ㄸ — た行
달
タル
月(平音)
탈
タル
お面・脱(激音)
딸
ッタル
娘(濃音)
ㅂ / ㅍ / ㅃ — ぱ行
발
パル
足(平音)
팔
パル
腕・八(激音)
빨다
ッパルダ
吸う・洗う(濃音)
ㅅ / ㅆ — さ行(濁音なし)
살다
サルダ
生きる(平音)
—
ㅎは激音のさ行なし
쌀
ッサル
米(濃音)
ㅈ / ㅊ / ㅉ — ちゃ行
자다
チャダ
寝る(平音)
차다
チャダ
冷たい・蹴る(激音)
짜다
ッチャダ
しょっぱい(濃音)
1文字で意味が変わる
「달(月)・탈(お面)・딸(娘)」——読み方は全部「タル」に聞こえますが、意味が全部違います。息の強さと喉の力だけで区別される——だからこそ練習する価値があります。
05
実際の単語で15個 — 3種類をランダムに
読む前に種類を予測して、声に出して確認する
| 種類 | 韓国語 | 読み方 | 意味 | 息の確認 |
|---|---|---|---|---|
| 平音 | 가다 | カダ | 行く | 息は少し |
| 激音 | 커피 | コピ | コーヒー | 「ふっ」と息が出る |
| 濃音 | 딸기 | ッタルギ | いちご | 息は出ない・鋭い |
| 平音 | 바다 | パダ | 海 | 息は少し |
| 激音 | 칼 | カル | ナイフ | 「ふっ」と息が出る |
| 濃音 | 꿈 | ックム | 夢 | 息は出ない・鋭い |
| 平音 | 지금 | チグム | 今 | ふつう |
| 激音 | 크다 | クダ | 大きい | 「ふっ」と出る |
| 濃音 | 쓰다 | ッスダ | 書く・苦い | 息ほぼなし |
| 平音 | 사다 | サダ | 買う | ふつう |
| 激音 | 파다 | パダ | 掘る | 「ふっ」と出る |
| 濃音 | 빠르다 | ッパルダ | 速い | 息ほぼなし |
| 平音 | 자다 | チャダ | 寝る | ふつう |
| 激音 | 차다 | チャダ | 冷たい・蹴る | 「ふっ」と出る |
| 濃音 | 짜다 | ッチャダ | しょっぱい | 息ほぼなし |
06
よく間違えるポイント3つ
日本語話者が特につまずきやすい場所
①
平音を濁音と混同する
「가(平音)」を「が」と発音すると、韓国語母語話者には違和感があります。平音の「가」は語頭では清音寄り——「か」に近いが息は少ない、という中間の音です。「が(濁音)」とは異なります。
「가(平音)」を「が」と発音すると、韓国語母語話者には違和感があります。平音の「가」は語頭では清音寄り——「か」に近いが息は少ない、という中間の音です。「が(濁音)」とは異なります。
②
激音の息が足りない
日本語の「か・た・ぱ」では韓国語の激音には息が足りません。「ふっ」とはっきり息が当たるくらい、英語の語頭 k/t/p くらいの強さが必要です。手を口の前に当てて確認しながら練習してください。
日本語の「か・た・ぱ」では韓国語の激音には息が足りません。「ふっ」とはっきり息が当たるくらい、英語の語頭 k/t/p くらいの強さが必要です。手を口の前に当てて確認しながら練習してください。
③
濃音を「っ+清音」と思いすぎる
「っか」の後の「か」は日本語の清音(息あり)です。濃音は息をほぼ出さずに喉を締める——「っか」のイメージは入口として使えますが、本来は喉の締め方が核心です。慣れてきたら「っ」をなくして「締めながら出す」感覚を目指してください。
「っか」の後の「か」は日本語の清音(息あり)です。濃音は息をほぼ出さずに喉を締める——「っか」のイメージは入口として使えますが、本来は喉の締め方が核心です。慣れてきたら「っ」をなくして「締めながら出す」感覚を目指してください。
まとめ
3種類の核心——1文で覚える
息の量で決まる——それだけ
가 / 바 / 사
息ふつう
平音
喉の力なし
喉の力なし
카 / 파 / 차
息たくさん
激音
「ふっ」と出す
「ふっ」と出す
까 / 빠 / 짜
息ほぼなし
濃音
喉をぎゅっと締める
喉をぎゅっと締める
次のステップへ
3種類の区別が体に入ったら、次は連音(연음)——パッチムが次の音節の頭に移る現象——へ進みます。パッチムで学んだ「っ」と「ん」の止まる場所がそのまま使われるので、自然につながります。